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移住者体験

No.30 武田さん(前居住地:兵庫県)

ご近所の皆さんが、私たちの移住を歓迎してくれているのを感じてとても嬉しいです

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 昨年の9月に来庁された武田さん。地元の不動産会社の案内で数軒の物件をご紹介し、その中から"ここで生活している私たちの姿を想像できた"というお住まいが見つかり今年の1月に兵庫県から移住されました。まだ移住して間もない武田さんご夫妻に、これまでの生活からガラリと変わった環境の中でどのように過されているのか、そして今感じていることなどを中心にお話を伺いました。

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◆上天草市を移住地として選ばれたのはなぜですか?

武田さんご夫妻.JPG(奥様)「たまたまテレビで上天草市の紹介をしていた番組を見たのがきっかけです。実は苓北町に私の母が住んでいるので、年に数回は車で上天草市を通過していました。松島の風景を眺めながら"素敵なところね"といつも主人と話していたこともあり、移住先を検討する際、一番に上天草市を訪ねました。」

(ご主人)「勤めていた会社を定年退職し、このままマンション暮らしをしていくのは、何だか味気ない気持ちがしました。私は、山と川があって田んぼが広がる自然豊かな場所でのびのびと育ちましたが、海がなかったので海の近くに住むことに憧れがありました。テレビで上天草市が紹介されているのを見た時に、こんな場所で妻と二人で家庭菜園や釣りができるといいなと思い、市役所へ相談しました。」

◆実際に住んでみていかがですか?

(ご主人)「移住したら知り合いもいなくて暇になるんじゃないだろうかと少し心配していましたが、新たに色々やってみたいことができ、一日があっという間に過ぎていきます。朝の散歩で知り合いになった漁師さんには釣りや魚のことを教わって、魚釣りも楽しくなってきました。今は船舶免許を取ろうと勉強中です。」

(奥様)「ご近所の皆さんが私たちの移住を歓迎してくれているのを感じてとても嬉しいです。野菜や魚を持ってきてくれたり、畑を耕すのに鍬(くわ)と格闘しているとそれを見ていた方が"そがんこっしよったらひんくるんぞ(そんなことしていたら日が暮れるよ)"と、農業用の重機を入れて手伝ってくれたり(笑)。皆さんから気に掛けていただいて有難いです。先日も、主人にシルバー人材センターの登録をしたらどうかとご近所の方がお誘い下さって登録してきたのですが、早速お仕事の話がきて今度行ってくるんですよ。」

◆普段はどのように過ごされているのですか?

(奥様)「時間があると主人と一緒に畑仕事をしています。ふと顔を上げると海の向こうに千巌山(せんがんざん)(※1)を望むことができ、満潮時にはカモメがプカプカと海に浮いていてその愛らしい姿に自然と顔がほころびます。耳を澄ませば、トンビやモズ、メジロ、ジョウビタキ等の鳴き声が聞こえてきて、穏やかな気持ちになります。」

(ご主人)「先日、どこからか鼻歌が聞こえてくると思ってキョロキョロ見回すと、ご近所の方が楽しげに歌いながら草むしりをしていました。些細なことですが一つ一つが新鮮で、こんなのどかな日常が本当にあるんだなとしみじみ感じています。マンション暮らしの頃には、つい構えてしまうことが多かったですが、こちらでは肩肘張らずに人付き合いできるようになりました。」

(写真)畑の半分ほどを占めるジャガイモ

◆上天草市は食材豊かな地ですが、食生活はいかがですか?

(ご主人)「私たちは魚が大好きなので、毎日のように食べられて幸せです。ご近所の方からなまこをもらって食べたら、神戸で食べたなまこと味が全然違ってとても美味しかったです。先日は豪華な刺し盛りをいただいてビックリしました。」

(奥様)「食材が新鮮でとても美味しいですね。買い物は物産館やスーパーをまわり、旬な食材、新しい食材を見つけるのも楽しみの一つです。」

畑.JPG

(写真)手前の空いているスペースにはこれから夏野菜を植えるそうです。
ご近所にはアドバイスしてくれる"畑の先生"がたくさんいます。

「先日、苓北町に住む私の母が遊びに来てくれました。一緒にビナ貝を採りに行って湯がいて食べたり、高舞登山(たかぶとやま)(※2)へ散歩に行ったりしました。これからはちょくちょく家を行き来できるので、母も私たちの移住をとても喜んでくれています。」と奥様。

「自分の畑で作った野菜を収穫して食べるのが待ち遠しいです。」と、終始笑顔の武田さんご夫妻は、少しずつ地域に馴染んでいかれているご様子でした。

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千巌山.JPG※1 千巌山(せんがんざん)【国指定文化財・名勝】
千巌山は、奇岩が織りなす風景からその名がつきました。それ以前は「天草・島原の戦いで天草四郎がこの山頂で出陣の宴を張り、杓子で酒を酌み交わした」という伝承から手杓子山と呼ばれていました。
標高162mの山頂からは眼下に天草五橋が一望でき、宇土半島、島原半島、天草下島、八代海など360度のパノラマが楽しめます。

(写真)千巌山からの眺望

※2 高舞登山(たかぶとやま)【国指定文化財・名勝】
日本の夕陽百選に選ばれた「高舞登山」。かつてこの山は、高太山と呼ばれていましたが、「戦国時代に地元の武将が山頂で舞いを楽しんだ」という伝承からその名がつけられました。
標高117m、山頂は公園として整備が進み、国道266号線から頂上の展望台下の駐車場まで車で行くことができます。国立公園雲仙・天草松島の絶景と落ち行く夕陽の絶景が目の前に広がります。

(写真)高舞登山からの眺望

※1、2 上天草市ホームページから引用

(H26.4.9)
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