移住者の声

あの日、海からの風に背中を押された

清岡さん

  • 海の見える家
  • こだわりのログハウス
  • 神奈川からのIターン

高台のログハウスで過ごす穏やかな日々

高台の家
鳩の釜漁港そばに建てた高台の家

急な坂道をのぼったら、海。眼下に広がる海は、いつも季節を映している。清岡さんが鳩の釜漁港そばに建てた高台の家は、地元・上天草のログハウスメーカーが手がけたログハウスだ。

神奈川県からIターンした清岡さんは、東京で開催された移住フェア、市が提供する白涛海水浴場そばにある移住お試し施設の滞在を経て、2021年6月にこの場所に移住を決めた。

専門会社ならではの丁寧な仕事が光るログハウスは、美しい自然のなかで、体も心も回復できそうな心地よさに包まれた住まい。

「広くはないけど、ひとりで住むにはちょうど良い大きさ。信頼できるメーカーさんを紹介していただいて本当によかった。棟梁がとても上手な方でね、いい仕事をしていただき感謝です」。

“ウェルビーイング”に生きていこう

風光明媚な景色が広がって
うらやましいほど、“ウェルビーイング”

きっかけは、FMヨコハマのラジオ。天草出身の小山薫堂さんがパーソナリティをつとめる番組で、九州の西である上天草〜天草エリアを知った。

もともと定年後は関東を離れ、あたたかい場所に住みたいという思いがあったものの、熊本は縁もゆかりもない土地。「移住を決意する前、いまの家の隣にあるカフェを偶然訪ねたんです。まわりに風光明媚な景色が広がっていて。心地よい風が吹いていて、海が美しく輝いていて。本能的に、癒やされました。なんかいいなあと思ったんです。実際移住してみると、魚が美味しい、物価が安い。通いやすい便利なドラッグストアもあって、神奈川時代と何ら変わらない、不自由のない生活をおくれています」と笑顔をみせる。

清岡さんの家族はまだ関東在住のため、上天草へは単身移住。当面はひとり暮らしの予定だ。「今は家事に奮闘中。少しずつできることも増えたけど、やっぱりけっこう大変ですよね。妻への感謝の気持ちが足りなかったなと反省の日々です(笑)」。『道の駅 さんぱーる』で手に入る、安くて新鮮なお刺身も移住の決め手になったんですよと、顔をほころばせた。

そんな清岡さんの現在の生活を尋ねると、家事や庭の畑仕事に精を出したり、総合スポーツ施設で、地元の方たちとともにトレーニングやテニスに汗を流したり。気分を入れ替えたいときは、近隣のコミュニティセンターや産直スーパーを目指し、のんびりドライブを楽しむことも多いという。

うらやましいほど、“ウェルビーイング”な生き方だ。

「せっかく縁ができた土地なので。ゆくゆくは、少しでも上天草の役にたつことに貢献できたら」と、少し遠くの夢も語ってくれた。

なるべくリラックスして心を研ぎ澄ませながら、のんびりとマイペースに。海の見える木の家で、ささやかな日々を積み重ねている。

清岡さん

神奈川県から2021年初夏に上天草市に移住。

  • 移住時の年代:60代
  • 家族構成:1人
  • 移住スタイル:単身

※ インタビューの内容は2021年11月の取材時のものです
※ 協力:上天草市セカンドライフ支援ネットワーク